◆一日の流れをご紹介いたします。
設備業の仕事ってどんな感じなのか
業界外の方だと全く知らない、わからない事もあると思います。
「現調って、どんなことをするの?」
「図面を描くって難しそう…」
そんな疑問や不安を持っている方もいるかもしれません。
ここでは、実際に現地調査を行う一日の流れをご紹介します。
調査の準備から、図面作成・積算までの大まかな流れを
業界未経験の方に分かるように簡単に説明していきます。
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◆ 必要な道具をしっかり準備
依頼時に現場の事前情報(場所、状況、図面等)をもらいます。
出社したら、事前情報を元にまずは現調に必要な機材や工具を準備します。
レーザー測定器やメジャー、図面資料、カメラ、工具、脚立、照明、手袋など、
現地の状況に合わせたツールを用意。
画像は従業員が実際に使用している社用車です。
社用車は現在1人1台あり、各従業員がそれぞれ使いやすいようにカスタムしています。
「図面がない」「建物の仕様が不明」など、現調はゼロから情報を拾うこともある仕事なので、持ち物のチェックがとても大切です。
経験を積んでくると、「この物件ならこれが必要だな」という判断が自然とできるようになってきます。
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◆ 社用車で現地へ出発!
道具がそろったら、車で現場へ向かいます。
現場に到着したら、まずは建物の周辺や設備の状況を目視でチェック。
続いて、必要な寸法を測ったり、配管や配線の経路、天井裏の構造などを細かく確認します。
現調は「設備のプロとしての目」が試される仕事。
目に見える範囲だけでなく、“見えないところに何があるか”を想像する力も必要になります。
これは数年・十数年の経験と場数が必要になるので焦ることはありません。
沢山経験して技術・知識・推察力などを磨いていきます。
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◆ 現地調査:同じ現場は存在しない
現場では、お施主様や管理者の方にご挨拶をしてから調査に入ります。
「過去にどんな工事をしたのか」「使っていて困っていることはあるか」など、ヒアリングも大事な仕事の一つ。
また、実際に寸法を測りながら、写真を撮って記録を残すことも欠かせません。
後で図面を作成し見積を作るときに、現地の状況が手に取るように思い出せるようにします。
現調は、**その後の工事全体の精度を左右する“スタート地点”**でもあります。
そして同じ状況・同じ現場は存在しません。
だからこそ、丁寧に・正確に・漏れなくチェックする姿勢がとても大切なのです。
※実際の現地調査中の写真
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◆事務所に戻って図面と積算作業
現調が終わったら事務所に戻り、調査結果をもとに図面を作成します。
CADソフトを使って、現地で拾った寸法や設備の位置を正確に反映。
「図面って難しそう」と思うかもしれませんが、先輩のテンプレートや過去図面を参考にしながら描くことができるので、未経験の方もご安心ください。
図面が完成したら、**それに基づいて資材の数量や作業工程を見積もる“積算”**に入ります。
この作業は、工事費用を決める上で非常に重要なパート。
「どこにどれだけ材料が必要か」「人員や時間はどれくらいかかるか」などを見極めていきます。
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◆一日の業務を終えて帰宅
図面と積算書がまとまったら、先輩や上司に確認を依頼して、その日の業務は終了。
あとは、明日の予定を軽く確認してから帰宅となります。
現場作業の日よりも体力的な負荷は少ないですが、
頭をフル回転させて「考える」時間が多い一日です。
その分、「自分の判断や観察がそのまま工事の質につながる」やりがいもあります。
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◆ おわりに
現調の日は、“現場を読む力”と“図面に落とし込む技術”の両方が求められる一日です。
経験を積めば積むほど、建物の構造や設備の動きが“見える”ようになってくる、そんな面白さがあります。
「ものづくりが好き」
「設備の仕組みに興味がある」
そんな方には、きっとやりがいのある仕事になるはずです。
一人で抱え込む仕事ではなく、
チームで調査・作成を進めるスタイルなので、未経験でも安心してチャレンジできます。
少しでも気になった方は
募集要項をご確認ください。